バイアグラとは

陰茎海綿体(いんけいかいめんたい)の血管平滑筋(けっかんへいかつきん)をゆるめることによって陰茎への血液量を増やし、海綿体の内圧を高める作用があり、勃起不全(ぼっきふぜん)(満足な性行為を行うのに十分な勃起とその維持ができない)に用いられる男性用機能障害治療剤です。タダラフィル製剤は、作用時間が長く、食事の影響を受けにくい薬です。 バイアグラは男性の勃起不全症(近頃ではEDと日本でも呼ばれています)のみに適応される薬です。 EDとインポテンスは異なります。 インポテンスは原因となるものが多種多様でそのすべてに対してバイアグラが効果的という訳ではありません。 バイアグラは男性器内の血流をコントロールすることにより男性器を硬化させ、ペネトレーション(女性器内への挿入)を可能とします。バイアグラはEDの症状がある男性とそのパートナーがセックス(それもペネトレーション)したいと思ったときに使用します。 男性をセックスしたいと云う気持ちに誘導する効果は全くありません。 バイアグラは単に機械的に男性器を硬化させるだけです。 ですから、男性は何れの方法であれ(視覚、嗅覚、聴覚、触覚、などを介する)性的刺激が不可欠です。 バイアグラは基本的には、男性がセックスの1時間前に服用します。つまり、効果が現れるにはそれぐらいの時間が必要と云う事です。ただし、脂肪に富んだ食事を摂った場合、効果が現れるのにもっと時間がかかります。 バイアグラは、高血圧症の治療薬として開発されたものなのですが、開発途上でEDに効果があることが判り、以後ED治療薬として研究が続けられた薬です。 新薬開発過程の最終段階で本筋とは全く別の効能、あるいは有用な副作用が発見される事は珍しくないことです。 バイアグラは心臓病の治療を受けている方々には使用不可能な薬です。 バイアグラは血圧を下げる薬です。ですから、狭心症などの心疾患で血管を拡げる薬物を投与されている方がバイアグラをのむと、血圧が急激に下がって極度の低血圧状態となり、生命に危険をもたらす事になります。 狭心症(心臓の冠状動脈が細くなり、血流が低下し、胸痛、ひいては心不全を起こす状態。虚血性心疾患と云います)の方で、ニトログリセリンなどの硝酸薬(飲み薬、舌下錠、貼り薬、注射、吸入剤、などの種類があります)を使用している場合は、絶対にバイアグラは使用出来ません!又、セックスの最中に、初めて狭心症(胸痛・不安感などの症状)の発作を起こす場合もあります。これまでに狭心症の診断がついていないシチュエーションですが、バイアグラをすでに服用していて発作が起きた時・あるいはそれが疑われる症状が起きた時は、担当医にご本人またはパートナーが必ずバイアグラを使用したと説明していただく事が、今後の治療にとって極めて重大です。

 

 

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